お会いした起業家さん達《シリーズ》
本日は永井彰一さんのお話をお伺いしました
見た目はちょっと怖かったですが、ユーモアたっぷりで、お話に引き込まれてしまいました
■永井彰一さん
田園プラザ川場 代表取締役
全国にたくさんある道の駅の中での数少ない成功事例の一つで
特別なものは何もない村に地方創生の成功モデルを築き上げた方
川場田園プラザ
どれだけすごいか
■村の人口→3400人
来園者→190万人/年(毎月5000人来園のイメージ)
■姫路城、旭山動物園よりも多い来場者数を誇る
■全国モデル道の駅→毎年10位以内にランクイン
社長御就任の時は、いろいろ苦労されたようですが、
中でも3つ施策を打たれたそうです。
①スタッフの意識改革
→日本人なのに日本語が通じない(すげーわかる笑笑)
→委員会活動で部門間の壁を壊す
②経営戦略会議の開催
→全員が経営者になること
損益、設備投資、人材育成、商品開発、サービス、マーケ 多方面からの視点を養う
③商品とサービスの一体化
産地消にこだわりすぎない→本物の商品づくりにこだわる
社内の意識改革から、お客さんへの品質を向上していく。一番最初はトイレ掃除を自らする、ってところからはじめたそうです。
お客さんへの取り組みは沢山あってご紹介しきれませんが、今の仕事にも役立つと思ったことは、営業(現場)とマーケティング(戦略)の役割を切り離してるな、と思ったことです。
ファーマーズマーケットでは、農家のみんなにABC分析を渡してるようなのですが、ここでは、秋トウモロコシはニーズが高く供給が少ないから、高値で売れる、とか、のマーケット調査は本部(今回は社長?)でやって、農家さんには徹底的に愚直につくってもらう。
すると、結果いい方にまわっていったそうです。今ではマーケも農家もお互いに信じているので、言い方悪いですが、農家さんはマーケの
言いなり!?
→売り方を営業ではなくマーケティングで行う必要性を感じました
また、新ビジネスでも参考になると思ったのが、マーケティングの観点です。
都内の高級スーパーで売ってる商品よりブランド力があって品質も良いものを安く買えるなんて地方にはない、と。ならば、より本物(品質)を磨いて、世界中の誰でも買ってくれるようなものを必要なブランディングとともに売る、と。これは、一見ものを売ってるんですが、いわゆる価値と経験を売っているんだな、と。新規参入する企業には心がけないといけない観点ですよね。
イータリー 知りませんでしたが、こういうお店もあるんですね。永井さんがイタリアに行かれてたときがあるらしく、チーズを手がけたりされてるのもイタリアの影響だそうです(特にストラッキーノ、これは激ウマだそうです。日本ではここでしか使ってないらしく、ジュルルルルー)。
イータリーはイタリア代表のビジネスモデルで、イタリアの本物の食材を世界に広める、というコンセプトで作られたお店で、永井さんとも縁が深いのだとか。日本は代官山にお店あるそうです
経験を価値にして提供する新ビジネス、考えたいです!
最後に川場田園プラザにも視察オッケー、と行っていただきましたので、図々しくもお伺いしてみようと思います